インタビュー!CrossFit, Inc.のセミナースタッフとなったマイケルコーチのお話し | Chikara

インタビュー!CrossFit, Inc.のセミナースタッフとなったマイケルコーチのお話し

2013年8月、チカラのオーナー兼ヘッドコーチのマイケル・シャールは、世界中で行われるレベル1セミナーのコーチとして活躍すべく、CrossFit Inc.のセミナースタッフにジョインしました。


まずは、クロスフィットのレベル1セミナーについて、教えてください。

クロスフィットにはいくつかのセミナーがあり、その理論と実践に関する認定資格となっているのが「レベル1」と呼ばれるものです。クロスフィットの定義、フィットネスの定義、栄養学、9つの基礎的動作の指導方法などをカバーします。


レベル1セミナーには、どういう方が参加するのですか?

crossfit.comで登録すれば、誰でも参加することができます。

セミナーをはじめる際に参加者のクロスフィット歴を聞きますが、これが初めてのクロスフィット体験だという方はいつも数人いますよ。例えば、クロスフィットを取り入れたいと思う会社から送り込まれたフィットネストレーナー、という場合ですね。

セミナーで得られるものとして、クロスフィットのカルチャーを生で体験できるということが挙げられます。これはわたしがクロスフィッターにレベル1への参加をすすめる理由でもあるのですが、セミナーはクロスフィットのカルチャーを最高のトレーナー陣から直に学ぶ機会となります。

セミナーの参加費は$1,000で、決して安くありません。それを払ってまでもクロスフィットについて学びたいと思う人たちと週末を過ごすのですから、考えてみるとスゴいことですよね?素晴らしい体験となります。


マイケルコーチがセミナースタッフになった経緯を教えてください。

スタッフになるための詳しい応募条件はウェブサイトに書いてありますが、まずはクロスフィットコミュニティ内でコーチとしての技能を見せなければなりません。書類審査を通れば、インターンとして採用されます。このインターンシップはわりとルーズなプロセスで、研修というよりかは採用面接の意味合いを持っています。

一回目のインターンシップでは、とにかく観察をします。セミナーに出向き、その様子を観察し、手伝えるところを見つけてスタッフの手伝いをします。二回目では、ブレイクアウトセッションでコーチングをします。例えば、スクワットの理論を学んだあとに参加者はグループにわかれて実践をしますが、これらのグループのコーチングをします。

そのあとは人に寄りますが、だいたい三回目からは自発的に参加者に教えていきます。参加したセミナーに来ているコーチが色々とフィードバックをしてくれて、クロスフィット本部のデーブ・カストロ氏(ゲームズのディレクター)とニコール・キャロル氏(トレーニングのディレクター)に報告します。最終判断を下すのは、彼らです。

スタッフとなれば、この採用過程がもう少し形式的であることが分かりますが、応募する側としては、こんな感じでした。セミナーへの渡航費は自腹ですし、あとは当日の活躍次第、というところですね。


スタッフとなった今、何をするのでしょうか?

セミナースタッフは、クロスフィット本部の受託業者という形で雇われています。毎週末、世界中で開催される各セミナーに対して、スタッフの空き状況と希望を見ながら、本部がスケジュール調整を行います。

わたしはスタッフになってから、これまですべての週末においてセミナー参加の依頼を受けていますが、チカラの催し物があったりしたので、いくつか断らなければいけませんでした。

アジア以外でのセミナー需要の方が大きいですね。先週末は、パース(オーストラリア)に行ってきました。来週は、南アフリアに行きます。その次は韓国、パリ、北アフリカの予定です。また、米軍基地では平日にセミナーを行うこともあるので、週末だけではありません。


忙しくなりますね!チカラとどうやって両立するのでしょうか?

ここでは頼れるコーチ陣を育てることができたので、自分がいなくても日々のオペレーションはまわります。今後は、指導者として現場にいなくても、みんなのトレーニングに影響を与えられる立場にシフトしたいと思っています。

ジムで成果を出すためにメンバーの生活習慣が変わるような仕組みを作ったり、チカラの次なるステップを考えて全体の構想を練ったりして、週末はセミナースタッフとして動く予定です。


マイケルコーチがレベル1を受けたのは、2009年ですね。この時からスタッフになりたいと思っていたのですか?

そうですね。わたしが参加した2009年のセミナーでは、今でもレベル1のフローマスター(全体の進行管理をするコーチ)をしているチャック・カースウェル、スタッフとして活躍するジェニー・オール、ゲームズのアシスタントディレクターに昇進したジャスティン・バーグという素晴らしいトレーナー3名から学びました。

彼らのクロスフィットのプレゼンには感銘を受けました。わたしのこれまでのスポーツ暦とコーチ歴は同じくらいの年数であることからも分かるように、昔から教えることが大好きです。なので、彼らを見た時、自分もいつかはあのように教えたい、と思ったのです。


その目標を達成したいまは・・?

まだセミナースタッフとしては駆け出しの身ですが、クロスフィットとフィットネスの定義のレクチャーを担当できるようになるのが次の目標です。このレクチャーを初めて受けたとき、それまでのフィットネスに対する思いがすべてつながった瞬間でした。


チカラでも、レベル1を受けている人は何人かいますね。

10人くらいでしょうか?コーチを目指している人もいれば、アスリートとして自分が成長するために受けている人もいます。


セミナーに参加しているメンバーがジムにいると、どういう影響があるかと思いますか?

彼らが持つクロスフィットへの興味と情熱を体現していると思っています。わざわざ参加するいうのは、クロスフィットの方法論の価値を示しています。メンバーは汗をかくためだけにチカラに通っているのではない。信じている何かがある、ということなのです。

ジムという環境では「HOW」にフォーカスをするので、「WHY」まで追求するのは難しいのが現状です。なぜこんなにスクワットをするのか、なぜレップ数を数えるのか、なぜワークアウトのタイムをはかるのか・・レベル1は、クロスフィットのWHYを探求する良い機会となります。


レベル1に参加する、おすすめのタイミングというのはあるのでしょうか?

基本動作やワークアウトが一通りできる状態が望ましいので、クロスフィットをはじめてから六ヶ月以上経っていると良いですね。スクワット、デッドリフト、Franなどと馴染みがあれば、セミナーでの理解が深まります。また、そのタイミングであれば自分の弱みも分かってくるので、コーチング経験が豊かな人から学べる機会は、得るものが大きいと思います。

もちろんクロスフィットのことを知らなくても付いていけるように設計されていますが、ワークアウトのジョークなんかは分からないでしょうね。


セミナーの内容というのは、ずっと同じなのですか?その場で変わったりもするのでしょうか?

正式認可を受けていて、コーチ・グラスマンの教えに基づいているので、教え方が決まっている内容は沢山あります。なので、セミナーの流れという意味ではずっと変わっていませんが、クロスフィットの良いところとして、オープンソース型である、というところがあるでしょう?わたしが受けた2009年に比べると、色々と改善されている箇所があります。

5年、10年とかけてクロスフィットの動作が教えられるなかで、ある特定の方法で身体を動かしてもらうためのキュー出しや説明というのは、10倍良くなっていると思います。

レベル1を受けにくる人たちのレベルも上がっています。セミナー初日にFranをするのですが、2009年のカットオフは10分間でした。今では5分以内で終わらせる受講者がいます。参加者のレベルが上がると、コーチングのレベルも上がっていきます。

フィットネスとは何か、クロスフィットとは何か、という基礎となる部分は、コーチグラスマンがJournal内で定義した内容から変わっていません。より分かりやすい言い回しと置き換わっているところはありますが、フィットネスを「仕事を遂行する能力」と定義し、その計測が最も重要であるという考え方は、極めてシンプルですが、極めて効果的なのです。

最後に、チカラのメンバーへのメッセージはありますか?

クロスフィットの理解を深めたいけれど、まだレベル1を受ける準備はできていないという方は、Journalで勉強してください。何千ものワークアウト、レクチャー、ブレイクアウトセッションのビデオや記事が集まっています。


マイケルコーチ、ありがとうございました!


最後に、チカラメンバーのジャスティンにレベル1の体験について聞いてみました。彼は、2011年10月にソウルのCrossFit SAPでセミナーに参加しています。

ジャスティンがレベル1を受けるモチベーション、そしてどういう人にオススメするかを教えてください。
わたしは、クロスフィットの動作やフィロソフィーの理解を深めて、より楽しめるようになるためにレベル1に参加しました。クロスフィットの定義、それを支える考え方、実用的動作のキューを学ぶのは、楽しかったです。

クロスフィットを数ヶ月以上やっていて、短縮された時間でクロスフィットの知識を増やし、ベストプラクティスに接して、新しいトレーニングの方法論を学びたいという方は、ぜひ受けると良いと思いますよ。

マイケルとほとんど同じ意見でしたねw

セミナーに興味がある人は、コーチ陣はもちろん、レベル1に合格しているチカラのメンバーに色々と聞いてみてください!

2013年12月現在、13名います:ジャスティン、キー、ヒデ、ブライアン、ランディ、ジェレミー、ケリー、ユウスケ、ノブ、モエ、ナオ、サヤカ、ケイコ
マイケルのインタビュー:2013年9月17日
ジャスティンのインタビュー(メール):2013年9月27日
聞き手:Tomomi

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